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プロフィール

私大政経学部からの新卒と異色の経歴。入職後は介護現場を経験すると共に関係資格を取得し支援相談員として勤務。
現在は管理職として、施設全体の諸課題に対応をしている。

主な業務内容
  • 利用相談、自宅や他施設などの退所先支援業務 退所先に向けた課題に対し多職種調整(連携)業務
  • 医療機関や、行政機関との連絡窓口 ・業務改善(介護ソフト導入や、タブレットの導入等ICTプロジェクト)の取り組み、帳票のデータ化業務
  • 介護報酬改定などの対応業務
  • 離職率削減に向け、スタッフの意識改革、OJTの見直し
Q入職の経緯

生まれ育った地域を離れる不安、経験したことのない職場という不安

都内のブライダル企業から内定を得ていましたが、このまま生まれ育った地域を離れる事に不安を抱いておりました。その時、地元のお祭りを長く共にし、娯生会で働いている先輩から施設見学をすすめられました。正直これまで医療福祉分野とは無縁であり不安でした。

地域や職場コミュニティへの参加が不安を解消

見学の際、施設長より施設方針の1つである「地域に根ざした施設を目指す」ことを紹介され、「生まれた地域に残り、地元行事などに携わる岩﨑さんは施設方針とぴったりです」との言葉をいただき背中を押していただきました。また、娯生会には当時バレーボールクラブがあり、サークル活動が盛んである事を知りました。私は大学時代にバレーボールをしていた事もあり、競技や活動を通してのコミュニティへの参加を確信し、入職を決めました。

Q利用者、同僚などとの関りで気を付けていること

周囲と協働する~同一のものとなるように

どの仕事も一人の力では何も出来ないと思います。専門職であれ、相手がいて人それぞれ異なったバックグラウンドが存在します。時々自身の経験を過信して失敗する事もあります。常に自分の無力さを「自覚」し周囲と協働する事を心がけています。その為にも、可能な限りデスクを離れ、実際の利用者様の様子を自分でも感じ、スタッフと同じ場で共有し同一のものとなるようにしています。

Q印象に残っている仕事、出来事

プロジェクトマネジャーを経験して得た喜び

介護ソフト導入事業のプロジェクトマネージャーとして複数の介護ソフトを調査し、コンペの主催や、価格交渉も担当しました。導入時においてはシステム構築、研修コーディネーターも行いました。現在では、介護ソフト導入を検討している他施設からの問い合わせや見学も対応していて、導入時の経験が大きく役立っています。また導入前は現場で働くケアスタッフも書類作成の残務が多くありましたが、導入後は誰もが簡単に素早く、ケア関連書類を作成することが出来るようになり、業務改善に成功したことが大きな喜びでした。 実際に年長のスタッフからも「(PC操作が)本当に楽になった」と喜んでいただけたのもうれしかったです。

組織としてひとつになっている職場

入職して数年がたった時に参加した外部の「多職種連携」の研修会の時に、研修タイトルこそ「連携」だったが、他職種同僚に対し「介護さん」「看護さん」という呼称。これには違和感を覚えました。同僚に対し、職種に敬称をつける必要はなく「氏名で呼ぶべきである」と考えていました。こういった職場では、職種によるプライドが障壁となり、組織として1つになれない所が多いとも感じました。私たちの職場・娯生会では、常に氏名で呼び合うことで職域の壁を感じることがありません。

Qスキルアップを目指して行っていること(行ってきたこと)

わからないことをそのままにしない

支援相談員の所管は、施設内はもとより、地域の隅々まで大変広くカバーします。専門分野は各専門職に委ねるとしても、最低限の知識を持ち合わせていないと、当然のことながら適切な専門職に委ねることも出来ません。 そうした業務の中では毎日のように新しいトピックスや、わからない用語に出会います。そこで私はそういった疑問をそのままにせず、必ず持ち帰って調べるようにしています。

Qビジョン~どのように仕事に臨むのか

目前のチャンスにとらわれ、周囲のチャンスを見逃す

医療福祉施設は各専門職がおり、優秀なスタッフはたくさんいます。それぞれが「理想」や「やりがい」を持ち、走り続けている。私もほんの数年前までは、目の前のチャンスに対し自分でドリブルをし、自分でゴールを決めてやる―、そんな思いでした。しかし、自分で得点が出来るのは目の前の1点にすぎず、周囲にあったチャンスは見逃していたかも知れず、得られたのは極小範囲のスケールに過ぎないと考え始めました。

「つくる」・「つなぐ」・「支える」マネジメント

私は大学時代にバレーボールをしていました。バレーボールは1人の大エースがいたとしても決して勝利を掴む事は出来ません。皆で拾い、上げて、そして打つ、「究極のチームワークが試される競技」と言っても過言ではありません。今まさに、我々の業界は「バレーボールチーム」のようなそれぞれの専門職がワンチームとなる事が必要なんだと思うようになりました。その為には、そのチームを「つくる」・「つなぐ」・「支える」マネジメントする役割が必要です。

「この職場で働きたい」と感じてもらえるようなワンチームを

私のビジョンは、法人本部に独立した人材育成や人材開発を担当する専属チームを創設する事です。専門職のスタッフが安心して力が発揮出来る様側面からサポートをしたり、「娯生会だからこそ働きたい」と思ってもらえるようなエンゲージメントを醸成しワンチームをつくりたい、みんなが主役のチームをつくりたいと思います。そうする事により、目の前のチャンスのみならず、周囲のたくさんのチャンスを、みんなで掴み取る事が出来ると思います。

プライベート

プライベートでは、地元消防団の部長や、こども園保護者会会長など地域に根差した活動をしています。
幅広い年齢層の中で得られる経験は、仕事でも大いに役立っています。

  • 先輩×後輩 Cross Talk

    【先輩】岩﨑 真人(相談課/支援相談員)
    【後輩】金子 圭輔(リハビリ課/作業療法士)

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